巾木を侮るなかれ!【賃マン床・壁にぴったりの巾木】

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所有中の賃貸マンションで内装を新しくしたが、巾木をどうしたらよいか?
意外に交換するとなるとチリツモでそれなりの出費にもなるし・・・

 

そんな疑問にお答えします。

 

 

 

 

1:巾木は高さ40mm、壁色あわせが王道

結論、巾木は壁色あわせで高さもH=40mmのものを採用すべきです。
理由は、巾木自体を目立たなくしすっきりしたシンプルな空間とすることができるからです。見た目だけで言うと巾木なんてないに越したことはないのですが、床と壁の隙間を隠す役割や機能面として壁を保護する役割の為に一般的には設置をしています。掃除機をかけるときにがちがち壁にぶつけたりしますよね。
一昔前では巾木はH=60mmが一般的でそれ以外の寸法のものはあまり見かけなかったのですが、昨今は多種多様な要望に応えられるようラインナップも充実し、H=40mmも世の中に出回っています印象です。H=40mmだとぼてっとしないで巾木自体の主張も最小限に抑えられますしそのうえ費用も抑えられます。実際に楽天で安くなっていますので、おススメですね。


https://item.rakuten.co.jp/floor-shop/fyhk-tl-sf-th40/  40mm巾木 引用:楽天

https://item.rakuten.co.jp/floor-shop/fyhk-tl-sf-th60/  60mm巾木 引用:楽天

 

巾木壁色あわせのイメージ

 

 

2:別パターンがないわけではありません。

もちろん、あえて壁色あわせにしない場合もあります。
例えば、巾木の色を床色あわせとるケースです。利点としては壁の色が異なる場合でも統一感をもった設えにすることができます。また、色見を持たせることで巾木自体を主張させることになる為、すっきりというよりはどっしりと重厚感のある空間づくりとさせる場合には適しています。それこそ昔の内装はシンプルでモダンな内装といよりしっかりと素材感のある材料を使った内装が多かった為、巾木も床あわせの物件が多くありました。ヴィンテージマンションと言われるような古いながら高級感のある物件などは巾木なども素材感や色目などで表現するケースが多くあると感じます。

写真はヴィンテージマンションの一例

https://www.intellex.co.jp/lp/special-contents/uploads/work/thumbnail_image/0/194/large_K0032_01_large.jpg

(引用:インテリックス) 

 

また、極端な例として巾木を設置しないケースもあります。床と壁のちょっとした隙間は出てしまいますが多少は気にせず、掃除機の利用時の接触対策などの使い勝手の考慮よりもデザインを重視したデザイナーズマンションなどで多く見られる納まりという印象です。確かにすっきりしていてオシャレでかっこいいです。壁がクロスでなく塗装仕上げなどの場合にも適しているかもしれません。

 

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 (引用  N House 設計:小川晋一都市建築設計事務所 施工:イッコー建築事務所

 

それぞれ一長一短ありますが、昨今の一般的なトレンドとしては巾木は壁クロス色あわせで高さをH=40mm程度というのが理にかなっている選択かと思います。